子ども達の予期せぬ動きの対処法!(読み聞かせ上達レッスン020)

この記事では絵本の読み聞かせを上達させるためのレッスン20として、子ども達が予期せぬ行動を取ってきたときの対処方をお伝えしましょう。



小さい子どもは、予期せぬ動きをします。その場に来ている子どもの親はみんな痛感しています。子どもたちのそういう行動にあなたが「予定通りやり遂げなきゃ」と焦ったり怒ったりすると、子どもを連れてきている親が「うちの子が迷惑をかけている!」と焦ったり怒ったりします。楽しい読み聞かせの雰囲気が悪くなります。
それを回避するための方策です。

ポイントは以下の3つです。

(1)場所を移動する
(2)本は持って行かれるものと割り切る
(3)1人5秒で対応する
順に説明していきます。

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(1)場所を移動する


興奮した子どもが絵本の前に立ち塞がることが良くあります。人数が少ないときは私はあまり気にしません。ただ、人数が多いと、後ろでおとなしく座っている子ども達が見づらくなります。そうしたら、ジリジリと場所をズラしてみんなが見えやすい場所に移動するのです。


(2)本は持って行かれるものと割り切る

子どもが「この本好き!」と言ってこちらの絵本を持って行くことがよくあります。なまじ取り上げると泣かれてしまうこともあるので、読み終わった絵本やこれから読む絵本は、持っていかれても黙認します。
読んでいる最中の本を取られたときの挽回は難関なので、なるべく手に届かない高さで絵本を読みます。それでも取られてしまったら、その本は最後まで読むのをあきらめましょう。
あまりに他の子ががっかりしているようだったら、持って行った子の気が済んだ頃を見計らって返してもらって最後に読みましょう。

なお、これから読もうとしていた本を持って行かれた場合、当初予定した読む絵本を1冊順番を繰り上げるか、予め用意していた別の本(同じ系統の本)で代用しましょう。予防策として、読む本を取られないようにバッグに隠しておいてもよいでしょう。

(3)1人5秒で対応する


読み聞かせ中に本を持って行ったり、抱っこをせがむ子どももいます。1人あたり5秒を上限に構ってあげて、対応しましょう。ぶっきらぼうな対応にならず、かつ「甘えたもの勝ち」にならないギリギリの時間が5秒です。

目の前に立ちふさがる子は、抱っこして1m後ろに移動させる、保護者の場所まで戻るように言うとか、本を持って行く子どもには、一回「どうぞ」とあげた後すぐに、「くださいな」と受け渡しゴッコををすると、案外返してもらえます。



…というわけで、20回以上に渡ってお届けしてきた読み聞かせ上達レッスンはひとまずこれで終了です。

読み聞かせはコツより経験がモノを言う部分なので、しっかり経験を積んで、上手に読み聞かせができるようになってくださいね!


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こういう本はあまり読みません。。


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